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「有名アスリートが使ってる」にツッコミを入れてみる
寝具を「何となく」選ばないで!
フィギュアアスリート選手がメダルを獲得したり、日本人メジャー選手がホームランを放つと、そのアスリートが広告塔になっている寝具がバカ売れします。
消費者は、アスリートの活躍と製品の性能を無意識のうちに結びつけてしまいます。
厳しい勝負の世界に生き、怪我すれば選手生命が断たれてしまう、明日をも知れないアスリートを責めることは出来ません…。
ただ、多額の報酬が欲しいアスリートと、その名が欲しいスポンサーの利害は一致し、ウィンウィンの関係であることは理解しておく必要があります。
そもそも、消費者はなぜアスリートの活躍と製品の性能を短絡的に結び付けてしまうのでしょう?
その理由は、考えることには大きなエネルギーを消費するため。
脳は体重の約2%ほどの重量しかありませんが、エネルギー消費量は20%もあります。
考えることは膨大なエネルギーを要し、人は無意識に「考える」ことを避けようとする本能のようなものがあるようです。
高いところから低いところへ水が流れるように、消費者は「より簡単」で、「より便利に」「より安い」ところへと流れ、無意識にエネルギーの浪費を抑えようとします。
たとえば、スーパーで洗剤を選ぶ際、「何となく綺麗になりそう」「何となく安いから」「何となくCMに起用されているタレントに好感を持てるから」と商品を買い物カゴに入れてしまったことはありませんか?
よくあることですよね…というかそれがむしろ普通です。
こうした消費者心理を利用して、大手企業は膨大な広告費を投入し、テレビCM、雑誌広告、SNS広告など、あらゆる手段を用いて巧妙なマーケティング戦略を仕掛けてきます。消費者の潜在意識に訴えかけるイメージを植え付けるのが狙いです。
そこで我々のような弱小商売人にできることは、「何となく」商品を選んでいる消費者に…。「その商品が本当にあなたに必要?」「本当に良い商品だと思うの?」と、無意識の世界から引きずり出し、考える「きっかけ」を与えることではないかと考えています。
「筋骨隆々に鍛え上げられたアスリートと、一般人が寝て気持ち良いと感じる敷寝具の硬さが同じはずはないのでは?」
「広告塔としての破格なギャラは、ちゃっかりその商品の販売価格に上乗せされているのでは?」
「海外遠征で空港でカートに寝具を載せ、わざわざロゴを見せるように持ち運んでいるのは、そもそも契約内容に盛り込まれているのでは?」
もちろん、それら有名寝具すべてが、寝具としての性能が悪いとは言いません…。
何が言いたいかというと、眠るという、生きる上で大切な役割を担う寝具をそんなマーケティング戦略にまんまとのせられ、何となく選ぶのではなく、「なんでやねん」とツッコミを入れながら、自分の頭でちゃんと考えて選んで欲しいということ。
広告とは、消費者の「考える力」を奪うようにつくられているものですから…。
長くなりましたが、当店はその寝具選びを考える上で「お手伝い」を喜んでさせていただきます。
眠りのこと、寝具のこと、何でもお気軽にご相談ください。
最後に、誤解のないようにお伝えしておくと……
海外で日本人アスリート選手が活躍すれば無条件で喜びますし、諸手を挙げて応援していることを付け加えさせていただきます。m(__)m