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「睡眠離婚」という選択肢
「おやすみ また明日会おうね~」
近年、アメリカ人夫婦の約3割が寝室やベッドを分ける「睡眠離婚」を実践し、その効果を実感していることが話題になっています。
パートナーのいびきで不眠症のリスクが3倍というデータもあり、実際「睡眠離婚」したカップルの9割が、睡眠の質が「向上した」、「多少効果がある」と実感しているという調査結果も…。
睡眠の質を向上させるために「睡眠離婚」という選択肢は十分にありかなと思います(「睡眠離婚」という言葉は、ちょっとショッキングなので、ここでは以後、「おひとり寝」という言葉を使わせてもらうことにします)。
「おひとり寝」のメリットは、睡眠習慣の違いやパートナーの寝言、寝返り、いびき、スマホの光などによる睡眠の妨害がなくなること。
また、エアコンの調整、明るさ、寝具などを自分の理想に合わせて快適な睡眠環境をつくることができます。
特にパートナーと寝床を共にすると、自由に寝返りを打てないばかりか、好みの硬さや素材なども異なり、掛寝具は夜中に奪い合ってしまうなんてことが起こります。
特に、ダブルサイズは、シングルサイズの2倍の大きさだと誤解されがちですが、実際には幅が40cm広いだけで、一人当たりにすると70㎝幅しかなく(べビー布団と同じ幅)、大人が自由に寝返りできるほど広くないことは知っておいてください。
一方、「おふたり寝」のメリットは、統計的に離婚率が低い、冬はあたたかい(逆に夏は暑苦しい)、精神的な安心感が得られるなど、「おひとり寝」にはない良さがあります。
離婚率が低いのは、パートナーとの仲が良ければ、寝床を分けようなんて考えにはなりにくいので当たり前の話ですが、寝床を共にすることでスキンシップやリラックス効果などが期待でき、精神的な効果に比重を置いた寝方と言えます。
「おひとり寝」がいいか、「おふたり寝」がいいか。
この辺りは、住宅事情や予算、パートナーとの関係、ご年齢など様々な要素が絡んでくるので一概に言えませんが、当店としては、あくまで睡眠の質の向上が期待できる「おひとり寝」をおすすめします。
状況に合わせて、自分たちに合った最適な睡眠環境を見つけてみてください。