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健康管理 やり過ぎ注意!?
フィンランド症候群から学ぶべきこと
1970年代のフィンランドで行われたある研究が、私たちの健康に対する常識を覆しました。
働き盛りの男性1222人を対象に、「徹底した健康管理指導グループ」と、「何も指導しないグループ」に分け15年間追跡調査を行ったところ、驚くべき結果が出たのです。
一般的に、健康管理をしっかりすれば長生きできると思われがちですが、この研究では、定期健診や栄養指導、禁煙など、徹底的に健康管理を行ったグループの方が、かえって早死にしていたことがわかったのです(健康管理指導67人・指導なし46人)。
これは「フィンランド症候群」と呼ばれ、健康に良いとされることをすべて実践しても、必ずしも長寿になるとは限らないことを示唆しています。
もちろん、これは古い研究報告、現代医学や生活習慣とは異なる部分もあるでしょう。
しかし、この結果が示唆するのは、健康のためと、自分を追い詰めすぎるのはかえって良くないということ。
例えば、身の回りを見渡しても、オーガニック食品しか食べない、お酒もタバコも一切しない、定期健診も欠かさないという人が、必ずしも長生きしているとは限らないし、逆に、お酒を飲んだり喫煙する人でも、長生きしている人はたくさんいます。
「健康のために死んでもいい」なんて冗談もありますが、健康に意識しすぎるあまり、健康に取りつかれ、雁字搦めになってしまっては本末転倒。
そもそも、世の中には、星の数ほどの健康法があり、どんなに素晴らしい健康法を実践している人でも、不老不死はおろか、150歳、200歳まで生きたという話は聞いたことがありません。
人はいつかは寿命を迎えるんです。
個人的な結論としては以下の通り。
極端に健康に気をつけすぎるのも、全く気にしないのもNG。
大切なのは、何事もバランス、健康への意識の高さと死亡率には図のようなU字曲線を描く相関関係があるのではないか睨んでいます(まったく微塵も科学的根拠はありません、念のため…^^)。
ゆったりと大らかな気持ちで、そこそこ健康に気を配る。
健康に良いことばかりが、必ずしも、健康に直結していているわけではないんですね…。
たぶん、。。^^
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