©2023 Tani-Roku Futonya KUGA
『FALL/フォール』
地上600mの「怖いもの見たさ」
フリークライミング中に転落死した夫の事故から一年。すっかり引きこもり生活を送っていた主人公が友人から誘われたのは、高さ600mのテレビ塔に一緒に登って恐怖を克服することだった。
『FALL/フォール』という映画をprimeビデオで観ました。
この作品、いい意味で映画館で観なくて良かったと思いました。
映画館の大画面でみていたらほんと失禁していたかも…それくらいヒヤヒヤさせられっぱなしの1時間46分でした。
ホラーとか幽霊ものよりも、この映画は恐怖のどん底に突き落とし、高いところが苦手な僕にとって、これまで観た映画の中で断トツに怖い作品でした。
解体が決まっている地上600mの老朽化したテレビ電波塔、梯子はさび付いていたり、ボルトが緩んでグラグラしたりと、見ているだけで心臓に良くない…。
さらに、主人公ベッキーの悪友ハンターの行動に恐怖感を煽られます。
ボルトが外れかけている梯子をわざと体を揺すったり、塔のてっぺんで片手一本で宙吊りになったり、彼女のクレージーともいえる行動に何度、殺意を覚えたことか…(笑)。
物語のメイン舞台は、地上600mのテレビ等のてっぺん、わずか1m程の足場。
この限られた空間でのサバイバルが、見る者を息苦しいほどの緊張感に包み込みます。
最近のCG便り、ポリコレに毒されたハリウッド作品に最近失望していましたが、人間の深層心理に潜む恐怖を呼び覚まされる秀逸な作品でした。
安全な場所で、スリル満点の稀有な体験ができる、これぞ映画の醍醐味だと改めて感じました。
『FAll/フォール』…地上600mの「怖いもの見たさ」を体験したい人は是非おすすめです。^^
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