これからの季節を「あたたかく眠る」方法

この季節になると、ジャージやスウェット、モコモコの部屋着で寝る方が急増します。

その気持ちは、痛い程わかります。

しかし、「寒いから厚着すればあたたかい」は、こと寝るときに限ってはまったく当てはまりません。

なぜなら、ジャージやスウェット、モコモコなどの部屋着の大半は、汗を吸わない化繊素材でできており、ムレやすく、かえって夜中にカラダを冷やしまうから。

それに他にもいくつか理由があります（後で口述します）。

では、あたたかく眠るにどうしたらいいの？

その答えは簡単、何も着ずに寝る、つまり「裸で寝る」が一番あたたかいです。

「そんなことしたら風邪引くわっ！？」と、お叱りを受けるかもしれませんが…。

実際、うちの得意先のふとん屋さんですら、これには端から全否定されることが多いんですが、なぜ、「裸で寝る」方があたたかいのかは、やってみればわかります。

その理由は２つ。

１つ目は、裸で寝ることで体温が寝具に直接伝わるから。

一般的に「ふとんはあたたかい」と思われがちですが、あたたかいのはふとん自体ではなく、あなたの体温。

寝具は、あなたの体温を逃がさないようにする補足的な役割を担っているに過ぎません。

厚手のものを着込めば着込むほど、体温がふとんには届きにくくなり、かえってカラダが冷えてしまいます。

２つ目は、寝返りしやすくなり、寝間着や下着などのゴムの締め付けから解放されるため、全身の血の巡りが良くなり、あたたかく眠れるから。

目覚めたとき、皮膚の表面温度が高く保たれていることが実感でき、不思議なことに、「裸で寝る」と、どんなに寒い朝でも、目覚めてすぐに寝床から出ることができます。

さらに、締め付けから解放されるリラックス効果で、眠りの質そのものを高める効果も期待でき、「裸で寝る」はまさに究極の「蒲団道楽」…。

ただし、「裸で寝る」ことも万能ではありません。

ふとんの中に隙間風が入らないようにする必要があったり、防犯上、防災上の問題、寝具が汚れやすくなるといったデメリットもあるため、特に女性の方にも是が非でもやってとは言えません…。

そこで、せめて裸で寝ないまでも、できるだけ薄手の綿などの天然素材、長袖・長ズボンのパジャマを着用して寝るようにしてみてください。

これで、厚手の部屋着を着用して寝るよりは、間違いなくあたたかく眠れるはず。

それでも寒いと感じるときは、それはふとんのせいです。

急に冷え込んで、満足に眠れないという方、気軽にご相談ください。

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