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マシュマロテスト
ダメだ、こりゃ、。。
アメリカの古典的心理実験「マシュマロテスト」をご存知でしょうか。3~5歳の子どもにマシュマロを与え、「15分間食べないで待てばもう1つマシュマロがもらえるよ」と伝え、子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査した実験で、追跡調査では、長く我慢できた子どもほど、後に社会的な成功を納めていたという追跡調査が報告されています。
年末年始にどこにも連れて行ってやれなかった贖罪から、正月明け、一泊どまりで京都太秦映画村を訪れてきました。



宿泊先のホテルで息子もついに温泉デビュー。うちのせまい湯船と違い露天風呂もある大浴場に大興奮、息子も大喜び。すっかりあたたまった後、髪を乾かしていると、80前後の白髪の好々爺に声を掛けられました。
「坊ちゃん、いくつ?」
戸惑いながらもたどたどしく4本の指を突き出し、「よっつ」と、答えるハヤター。
「可愛いね~、この子ならどこに出しても恥ずかしくないでしょ?」
唐突にそんなことを言われ、意図がわからず戸惑いましたが、可愛くて利発そうという褒め言葉を授かったということを理解しました。
「あちこちからお声が掛かるでしょ?」
「えっ、スカウトとかですか? ないです、ないです! そもそも、子役で成功するなんて至難の業ですし、仮に成功したとして、悲惨な末路が待ってますからタレントなんかするつもりもないですし…」
「でも、この子は大成する感じがしますよ。私もこの歳になるまで、色々な人間を見てきましたが、何となく、わかるんです」
「そうなんですね、あ、ありがとうございます…」
そんな会話からはじまり、10年ほど前に他界した奥様の身の上話など、結局40分くらいその好々爺と話し込んでいたでしょうか。
聞けば、名前を言えば誰しも知る大阪の製薬会社の会長だか役員をしている一角の人物のようで、そんな雲の上のような人物に褒められ、悪い気がするはずはありません。旅行中はすっかり上機嫌で過ごしたのでした。
2日目は、消防車大好きな息子のために京都市防災センターを見学した後、近くの「おたべ本館」という八つ橋を売る店で、「ゴディバ × 八つ橋」がコラボした和菓子をお土産として購入。帰ってさっそく食すと、これが大当たり。
せがれが3個、僕が2個平らげた後、さらに「まだ食べたい!」と息子は所望する始末…。
そこで思いついたのが、昔、何かの本で読んだことのあるマシュマロテスト。
奴が、昨日会った好々爺がいった通り大成するのなら、ここで我慢できるはず。
期待を込め、せがれにこう質問を投げかけました。
「はや坊、今日もう1ケ食べるの我慢できたら、明日2ケやるぞ。どっちがいい?」
「はやちゃん、今食べたい!」
間髪入れず即答してしまうせがれ…。
いやいや、そんなはずない!
あの好々爺も息子は大成すると言ってたはず。どうやら質問の意図を理解できていなかったに違いない。
「いいか、もう一度、ゆっくり言うから耳の穴かっぽじってよーく聞け、今食べるんなら1ケだけ。でも、明日まで待ったら2ケ食べていいんだぞ。どっちが得かよーく考えてから答えみ」
「はやちゃん、今食べる!」
「……………」
「いいか、今1個食べるのと、明日2ケ食べ…」
「今、食べるーーーーーっ!!」
息子の強靭な食い意地の前では、自制心というものはまったく機能しないことを悟り、往年のドリフコントのいかりや長介氏のこんな捨て台詞が頭に思い浮かんだのでした。
ダメだ、こりゃ、。。。
まぁ、せがれが大成するかどうかは置いとくとして、かなり「変わり者」であることは確か。
頑固で天然、ビビりで天邪鬼、生まれながらにしてイチビリで人を楽しませようとするお笑い芸人のようなエンターティナー。反面、集団行動が嫌いで極度の照れ屋という究極のアンビバレントツンデレ野郎…。^^
「コイツ、いったい誰の血を引いたんだ?」といつも頭を傾げてしまう今日この頃です。^^




#太秦映画村 #マシュマロテスト #ゴディバ #八つ橋