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「ド根性」で眠ることはできません
真面目な人ほど陥りやすい「睡眠のワナ」

「頑張って眠ろうとしているのに、なぜか眠れない…」
そんな経験、ありませんか?
私たちは日々の生活の中で、つい根性や気合で物事を乗り切ろうとしがち。
仕事や勉強、運動など、多くの場面でその精神論は有効に働き、多くの成功体験をされてきた方も多いことでしょう。
しかし、こと「眠り」に関しては、そのアプローチは全くの逆効果に働いてしまいます。
気持ちよく眠るためには、心身ともにリラックスした状態を作り出すことが重要です。神経を研ぎ澄まし、アドレナリンが分泌されている状態では、脳も体も休息モードに入ることができないのです。
しかし、真面目な人ほど、「早く寝ないと明日がつらい」「ちゃんと寝なきゃいけない」と、眠ることに対しても根性や気合で「何とかして眠ろう」としてしまい、その頑張りこそが、眠りを遠ざける最大の要因となっていることに気付けなくなります。
「眠らなければならない」という強い意識は、脳を覚醒状態に保ち、心拍数を上げ、筋肉を緊張させてしまいます。皮肉なことに、無理に眠ろうとすればするほど、目が冴えてしまう。これは、真面目な人だからこそ陥りやすい、睡眠のワナ…。
もしあなたが今、眠れないことに悩んでいるなら、一つ面白い試みをしてみませんか?
それは、あえて「絶対、眠るもんか!」と頑なに抵抗をこころみる、という真逆のアプローチです。喩えるなら、画家が光を表現するために闇を描くような手法に似ています。
不思議と「絶対、眠るもんか」と抗うほどに、体が今感じている眠気を浮き彫りになっていくことに気付くと思います。
「ド根性」で目覚めることはできますが、「ド根性」で眠ることはできません。
この逆転の発想が、より良い眠りへの扉を開いてくれるかもしれません。生真面目なあなたにこそ、おためしいただきたい方法です。
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