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羽毛ふとん、買物に失敗したくないなら、購入前に必ず「充填量」をお確かめください

羽毛ふとんの選びの「落とし穴」
こんにちは、眠りを知る店 ふとん屋のクガ 店主のたかむらです。
冬の準備で羽毛ふとんを検討中の方に、プロとしてぜひ知っていただきたい重要な情報があります。
羽毛ふとんの暖かさは、羽毛の「品質」と「量(充填量じゅうてんりょう)」で決まりますが、昨今、「冬用」として販売されていても、実は冬の寒さに耐えられない製品が多く出回っているのをご存じでしょうか?
その原因は、目に見えにくい「ダウンの量」、つまり充填量の削減にあります。
失敗しないための「充填量」基準
羽毛ふとんを購入される際は、必ず品質表示ラベルに記載されている「詰め物の重量」、すなわちダウンが何キロ入っているかをご確認ください。
一般的なダウンの品質で、厳寒期も暖かく快適に過ごすために必要な充填量の目安は下記の通り。
1.2kg以上:冬用(本掛け)として必要な最低限の量。この量が、羽毛ふとん本来の保温力を発揮します。
0.8~0.9kg:「合掛ふとん」と呼ばれる春・秋用程度の充填量。冬用として売られていても、この量では真冬の寒さに耐えられません。
つまり、シングルサイズ(150×210㎝)で0.8~0.9㎏程度の入目のものは、本来は「合掛ふとん」として販売されるべき商品で、これを冬用として買ってしまうと、「これだけでは暖かくない」と後悔する恐れが高いです。
ただし、本当に良質なダウンほど、中身が少量でもあたたかく、最高級ダウンを使っているような羽毛ふとんはシングルで0.8~1.0kgで十分です。
今回はあくまで一般的に販売されているダックダウンを使用した羽毛ふとんを想定した話としてお聞きください。
なぜ「量減らし」が起きているの?
羽毛ふとんの中身の量を減らした商品が冬用の羽毛ふとんとして出回っている背景には、羽毛原料の価格高騰があります。
メーカーや量販店がコストを抑えるため、一般の人には分かりにくい充填量を減量し、価格を据え置く、事実上の「ステルス値上げ」が行われているということです。
実際、一般の方で羽毛ふとんを購入時、中身の充填量を気にして購入されている方なんていないでしょうし、そもそも、0.8とか0.9kgと記載されていても、それが多いか少ないか判断できないのではないでしょうか。
羽毛ふとんの買物に失敗したくないなら…、品質表示ラベルに必ず記載されている羽毛の「充填量」をご確認ください。
通常のダックダウンで0.8~0.9kgしか使われていないようなら、それは我々が呼ぶところの「合掛ふとん」です。
ふとん屋クガからのご提案
当店は、お客様に快適で長く使える寝具をお届けしたいと考えています。
お客様の睡眠環境や体質、ご予算、お住まいの地域の寒さ、そして今お使いの寝具との組み合わせなどを考慮し、最適な羽毛ふとんをご提案します。
羽毛ふとんってピンからキリまであってとてもわかりにくいですよね?
そのわかりにくい羽毛ふとんのこと、親切、丁寧にわかりやすくご説明いたします。
羽毛ふとんに関する疑問やご相談は、お気軽に当店にお声がけください。
眠りを知る店 ふとん屋クガ 店主/たかむら

大阪市内“谷六”周辺で寝具店を営む昭和40年代生まれの店主。ふとん屋さんって入りにくい、暗い、怖い、一歩足を踏み入れたら押売りされそう…。そんなふとん屋のマイナスイメージを払拭させたいと思いブログをはじめました。ここでは寝具のことはもちろん、眠りのこと、そして、ときには商売とはまったく関係のない無駄話も…。^^ 夫であり、二児の父、ときにはイラストも描くふとん屋です。気軽にお声がけください。
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