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快眠〇・×クイズ#01 問題:「裸」で寝る方があたたかく眠れる!?

正解は〇:裸で寝る方が暖かい。
多くの方が「まさか」と思われるかもしれませんが、このシンプルな方法こそ、寝床を最も効率的かつ快適に温める秘密が隠されています。
なぜ「裸」の方が暖かいと感じるのか?
ふとんは、ふとんそのものが温かいわけではありません。
温かさの源は、ほかでもない「ご自身の体温」です。
・体温がダイレクトに伝わる:裸で寝ると、体温が直接寝具に伝わり、温かさがふとん内部に効率よく蓄えられます。
・熱が逃げにくい:厚手のジャージやスウェット(特に化繊素材の部屋着)を着て寝ると、服の内部に熱がこもり、体温が寝具に伝わりにくくなるだけでなく、ムレの原因になります。体から出た湿気が冷えて寝床を冷やし、結果として体を冷やす原因になります。
体温がスムーズに寝具に伝わる「裸」の方が、より早く、より快適な暖かさをつくりだすことができます。
事実、寒冷地である北海道や東北の一部地域では、かつて「裸」で寝る習慣があったほど、理にかなった方法です。
究極の目覚め!血流改善による隠れたメリット
裸で寝ることには、単んに暖かいという以上のメリットがあります。
それは、「血流の改善」です。
衣服のゴムや縫い目などの締め付けから体が解放されることで、血流が想像以上に良くなります。
血流が良くなると、朝方にかけて皮膚の表面温度が高くなり、どんなに凍てつく朝でも不思議なくらい「バッ!」と布団から出られるようになります(これはやってみた人しかわからないと思いますが…)。
かのマリリン・モンローは「シャネルの18番を着て寝ている」という有名な逸話がありましたが、あれゆるものから体を解放する「裸寝」は、究極の寝方と当店は考えています。
裸寝を実践するための「2つの大前提」
「裸で寝ると暖かい」という法則が成り立つには、非常に重要な2つの条件があります。
1. ちゃんとした真っ当な寝具を使うこと。
保温性と吸湿性・放湿性に優れた寝具が必要です。特に肌に直接触れるシーツやカバーは、汗を吸い、熱を逃がさない天然素材を選ぶことが快眠の鍵です。
2. 隙間風が入らないように寝ること。
寝床と体の間に外気が入る隙間があると、一気に体温が奪われてしまいます。掛ふとんを首元までしっかりかけ、隙間をふさぐ工夫が必須です。
裏を返せば、厚着をしないと寒いと感じる方は、寝具の保温性や吸湿性に問題があるのかもしれません。
現実的な代替え案とお願い
「裸」で寝ることは究極の快眠法ではありますが、防犯上、防災上の観点から、特に女性の方には強くおすすめできません。また、寝具が汚れやすくなるため、小まめに洗濯も必要になります。
現実的な代替え案として、吸湿・放湿性に優れ、寝返りを妨げないゆったりとたデザインの天然素材でつくられたパジャマをおすすめします。生地は、寝具の暖かさを邪魔しないように、できるだけ肉厚の薄い長袖・長ズボンのものが最適です。
ただ、パジャマはわき役であって、保温力を担うのは、あくまで布団であるべきというのが当店の考えです。
それでも寒くて眠れないようなら、それは明らかに寝具に問題があります。今すぐ、寝具の買い替えを検討ください。

大阪市内“谷六”周辺で寝具店を営む昭和40年代生まれの店主。ふとん屋さんって入りにくい、暗い、怖い、一歩足を踏み入れたら押売りされそう…。そんなふとん屋のマイナスイメージを払拭させたいと思いブログをはじめました。ここでは寝具のことはもちろん、眠りのこと、そして、ときには商売とはまったく関係のない無駄話もしています。^^ 夫であり、二児の父、ときにはイラストも描くふとん屋です。気軽にお声がけください。
眠りを知る店 ふとん屋クガ
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