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おまえはもう死んでいる!

カビの発生率は年々減少

先日、エアミール敷マットをご愛用いただいただいているEさんから、湯たんぽを使い続けていたら、エアミールの裏側の(床面にしていた方)綿のカバーにカビが生えたので、カバーだけ分けてもらることができるかとのご質問がありました。

もちろん、カバー単独でもお分けできますが、カビに関しては、以前、大阪市自然史博物館で外来研究員で、長年カビの研究をされてきた浜田信夫先生にお話をうかがったことがあるので、浜田先生に教わった話をさせてもらいました。

ふとんにカビが発見したときは(大抵、発生するのは一番下の敷寝具の裏側)、既にカビは死滅している。カビ独特の臭いがしない場合は死んでいると考えてよい(ふとんにはカビの栄養素となるようなものは乏しい)。カビが大量に発生し、その環境下で長時間過ごすことがない限りは、健康被害を心配する必用はない。

Eさんは安心され、洗濯してそのまま使い続けることになりましたが、多くの人はカビが発生すると、過剰に反応されることが多いように思います。浜田先生がおっしゃってましたが、30年前に比べ、住宅環境も改善され、カビの発生率は10分の1以下だそうですが、梅雨どきメディアがカビの健康被害を煽ったり、製薬会社が商品を売るために脅したりするので、カビの被害が年々拡大しているような錯覚に陥ってしまうのではないかと推測します。

昔なつかしい『北斗の拳』ではありませんが、見つけたときは大抵…

「おまえはもう死んでいる…」ということです。

ちなみに、どんなに通気性の良い寝具でもずっと敷っぱなしにしていると、カビは生えてしまいます。あと、化繊やプラチックなどの人工物と比べると天然素材ほどカビが生えやすく、高級素材ほどカビにとっては居心地が良いようです。^^