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©2023 Tani-Roku Futonya KUGA
いつもより早く目覚めてしまったら?
「眠ろう」とするより、「眠らない」ようにする
いつもより1時間くらい早く目覚め、もうひと眠り…と再び床についたものの、目が冴えて寝付けない…。それでいっそ眠ることをあきらめ過ごしていたら、目覚めなければならない時間が迫ると、猛烈な睡魔に襲われてしまった…。
よくあることですよね。
この話のポイントは、ズバリ意識のベクトルがどう働いているか。
「眠ろう、眠ろう」と意識が働いているのか…
「起きよう、起きよう」と意識が働いているのか。
不眠は、眠れないことを苦にする病気と言われます。
真面目で仕事や家事ができるような人ほど不眠に陥りやすく、「眠ろう、眠ろう」と執着するほど【不眠トラップ】にハマり込んでしまいます。
眠ることをあきらめ、手放した瞬間に眠くなる、なんとも皮肉なパラドックスですが、真面目で優秀な人ほど、このカラクリに気付けず、不眠の迷宮へと迷い込んでしまいます。
羊の数を数えようとする前に…
処方された眠剤を飲む前に…
「眠ろう」と努力することをやめ、「眠らないようにする」ことに意識を傾けてみてください。
睡眠と覚醒は一対のもの。片側ばかりに意識を集中させるより、対比させることで協調され「眠気」が浮かび上がってきます。