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「残り余生、贅沢しても許されまっしゃろ?」
この歳になってようやく自分を許せるようになった…
先日、突然来店された古くからのお客さま、Sさんににキャメル敷ふとんを購入いただきました。
かなり以前購入いただいたパイプまくらの中身交換のためのご来店でしたが、大病をされ、松葉づえをつき、大半の時間を介護ベッドでの生活を余儀なくされているSさんは、キャメル敷ふとんに強い関心を持たれてたので、商品説明をさせてもらうと…。
「残り余生、贅沢しても許されまっしゃろ?」
と、即決でキャメル敷ふとんのご注文をいただきました。
そもそも、介護用ジャッギベッドに使われるマットって硬過ぎるんです…。
そこに薄い化繊のベッドパッドを併用する方が多く、キャメル敷ふとんを加えることで、クッション性が緩和されるだけでなく、汗をよく吸って、背中を快適な状態に保ち、快適に過ごせるようになります。
ちなみに、介護用ベッドの大半は、通常ベッドより小さめ。メーカーによってサイズはまちまち…。しかし、キャメル敷ふとんは別寸対応もできるので、お使いのベッドサイズに合わせておつくりすることができます(価格は通常のシングルに準じます)。
身を起こした際にマットと敷寝具がズレることを心配する方も多いですが、お値段そのままで四隅ゴムを付けることもできます。
「大病を患い、この歳になってようやく贅沢する自分を許せるようになった…」
そう語るSさんの言葉に、これまで一生懸命に生きてきた人生の重みがにじみ出ているようで、深く印象に残りました。