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umbroの帽子
「はやちゃん、いつもそのぼうしかぶってるねー」
幼い子どもが、お気に入りのぬいぐるみやタオルなどを肌身離さず持って離さない。
よくあることですよね…。
それがうちのせがれの場合、「umbroの帽子」のようです。
食事をするとき…
保育園に行くとき…
クルマに乗るとき…
出掛けるとき…
ベッドに入っても…
どんなにクタクタになっても、汚れても、この帽子だけは決して手放そうとしません。
さすがに保育園で帽子を被ったまま預かってくれないので、直前で脱がしますが、先日、女の子が近づいてきて「はやちゃん、いつもそのぼうしかぶってるねー」と興味津々に声を掛けてきたので、「そやねん、ねるときもずーともってて、これ、くさいんや…におってみる?」と、冗談半分に言うと、「キャーーーーーっ!」と叫び声を上げ逃げられてしまいました(冗談がまだわからない年齢ということをうっかり忘れていました…。^^)。
少し前、天王寺動物園に行った際は、この帽子をうっかり落としてしまい、「ぼうし、ぼうしーーー!!」と叫んで大騒ぎになりました(結局、拾ってくれた方が事務所に届けてくれて助かりましたが…^^)。
調べてみたところ、これは「移行対象」と呼ばれるものらしく、子どもが母親と「二人っきりの世界」から離れ、「外の世界」に適応していく過渡期に見られる現象で、せがれはumbroの帽子を肌身離さず持つことで、外の世界に足を踏み入れることへの不安を癒そうとしているようです。
それはそれで子どもの成長にとって糧となる行為と納得しましたが、、、。。
そこに“とうちゃん”の存在は??と少し複雑な気持ちになったのでした。^^