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大阪人は北海道より寒い寝室で寝ている!?
色々なことをお訊きする無礼 お許しください…m(__)m
寒い地域ほど、いわゆる「ええふとん」が売れるだろうと思われがちですが、2014年にWether Newsが全国約66,000人を対象にした『冬の暖房事情調査』によると、寝る前の寝室温は、北海道19.2℃に対し、大阪は16.7℃…。
実は、北海道より大阪の寝室が2.5℃低く、大阪人は北海道の人より寒いところで寝てたりします(起床時は北海道16.3℃・大阪14.3℃)。
理由は、極端に寒い地域になると、住宅構造の気密性が高かったり、暖房器具を付けっ放しで寝ているためだと考えられます。
だから、「ええふとん」が必要なのはむしろ大阪人の方ですが、何でこんな話をしたのかと言うと、眠りは地域性だけで判断できるほど、単純ではないということをご理解いただきたいから。
地域性はもちろん、住宅環境、寝室の間取り、今使っている寝具との組合せ、冷暖房器具、電気毛布や電気あんか、湯たんぽなどの使用の有無、そこに使われる方の体質や体形、体格、既往症など様々な要素が影響してきます。
当店が接客時、ご使用になる方から詳細な聞き取りを行うのもそのため。
生命保険などでもそうですが、自分でネットで得た情報を元に判断できる人はごくわずかで、専門家に相談した上でないと不安という人が多いと思います。
それと同様、寝具も指南役のような存在が不可欠で、その役割を果たせるのは、他ならぬふとん屋にしか出来ないものと自負しています(逆に言えば、量販店やネット通販などで寝具を買い求めることは、それらすべての判断を自分自身で行うことに他なりません)。
当店にお越しいただいた方の中には、ふとんが欲しいだけなのに、様々なことを訊かれ、煩わしいと感じる方もいるかも知れません。
立ち入ったことをお聞きし、気を悪くされることもあるかも知れません。
でも、眠ることってそれくらい大切なもので、寝具をお選びになる際には様々な要素を考慮しなければならないため、色々なことをお訊きする無礼をお許しください。
何だか固い文章になってしまいましたが、当店の名誉に掛けて押売するようなことは絶対しませんので、買う・買わないに関わらず、気楽に何でもご相談ください。^^