洗うことを前提に、脱脂綿とガーゼ素材からつくられた寝具、それがパシーマ（キルトケット）です。見た目はどこにでもあるように見えますが、使った人が、その具合の良さからリピーターが続出する不思議な寝具です。

パシーマは、タオルケットや毛布代わりに肌に一番近いところで使用します。
「こんな薄いもので変わるの？」…と、最初みなさん疑いますが、洗うたびに肌にやさしく馴染んでいき、使い始めるともう他の寝具は使えなくなるほど。

製造しているのは福岡県の製造元。今から30年以上も前、当時代表だった故・梯禮一郎（かけはしれいいちろう）氏が60歳を超えアトピーを患い、薬物療法に限界を感じ、食べ物と肌着、そして寝具を見直そうと開発したのがパシーマでした。

当店がこの寝具を使って感じていただきたいことは、以下の４点。
・洗う度に肌に馴染んでいき、肌のストレスにならない風合いの良さ。
・これに包まれて眠ることで得られる、やさしい安心感。
・自分の体温のあたたかさを感じながら目覚めたときの爽快感。
・夏さわやか、冬あたたかい、オールシーズン快適に使えること。

しかし、この商品にも欠点はあります。それは、洗濯後の.「縮み」が大きいこと。３～４年くらいで傷んでくること。そして、触れた瞬間あたたかいわけではないことです。

順に説明すると、パシーマは、肌にやさしいことを優先し、防縮剤など薬剤を一切使っていないため、天然素材そのままの「縮み」が発生します。
また、洗うことを前提にガーゼ生地でつくられているため、10年も使い続けるほどの耐久性はありません。個人差はありますが、普通に使って３～4年くらいで擦り切れたり破れたりしてくると思います（それでも使い続けることはできますが…）。
あと、特にアクリル毛布からパシーマに切り替えた人が、最初「寒い」と感じることがあります。化繊の毛布は触れた瞬間あたたかいですが、汗を吸う力がないため、夜中に体が冷えてしまいます。パシーマは、じんわりと自分の体温であたたり、一晩中、その快適さが朝まで続き、心地よく目覚められることができるのが特徴です。

「寝具は皮膚の「代用」として生まれたもの」が、当店の基本理念ですが、パシーマはまさ皮膚の代用として肌にストレスを与えることなく快適に眠れる寝具。
尚、パシーマパットシーツは、パシーマの敷専用タイプの姉妹品となります。